展覧会のお知らせ ー グループ展「ながくとも四十に足らぬほどにて死なんこそめやすかるべけれ(Die Young, Stay Pretty)」

2023年03月03日

2023年3月10日(金)から 4月28日(金)までKOTAO NUKAGA (六本木)は現代美術家・松山智一、カルロス・ロロン、キュレーションによるグループ展「ながくとも四十に足らぬほどにて死なんこそめやすかるべけれ(Die Young, Stay Pretty)」を開催いたします。

本展は、プエルトリコにルーツを持ち、帰属意識や⽂化的アイデンティティをテーマにシカゴを拠点に活動するアーティスト、カルロス・ロロンとニューヨークを拠点にリアリティをもった時代性を表現し、活躍するアーティスト、松⼭智⼀による共同キュレーションの展覧会です。ロロンと松⼭、2名のアーティストの根底には、⾮⻄洋の⽂脈から⽣まれる美学による「美」というものに向き合っているという共通点があります。本展は、美術の歴史上、常に検討されてきた「美(美しさ)」という概念とその概念が内包する多⾯性、そして美は普遍的ではないということついてロロンと松⼭の対話の積み重ねから企画された展覧会となります。

2人の呼びかけにより、フーマ・ババ、セイヤー・ゴメス、カンディダ・ヘーファー、桑田卓郎、ジョエル・メスラー、マリリン・ミンター、エルヴィン・ヴルム、カルロス・ロロン、松山智一といった国際的に活躍する9名のアーティストの作品が展示されます。

ファッション業界において商品化され、消費される性と身体を通して「美」というものについて批判的な視点に立ち、問題意識を共有するマリリン・ミンター(Marilyn Minter)、パキスタンをルーツとするフーマ・ババ(Huma Bhabha)は⻑きに渡り、現代の人物像の奇妙さをあらゆる美術史的参照を基にした折衷的なオブジェクト、ドローイングなどの制作によって表現してきました。90 年代以降のドイツ写真のみならず、現代写を牽引してきたベッヒャー派のひとりとして知られるカンディダ・ヘーファー(Candida Höfer)、さらには、セイヤー・ゴメス(Sayre Gomez)、エルヴィン・ヴルム(Erwin Wurm)、ジョエル・メスラー(Joel Mesler)、 桑田卓郎、そして、キュレーションを務めたカルロス・ロロン(Carlos Rolón)と松山智一 を含めた国際色豊かな 9 名のアーティストの作品により大文字の「美術史」を語る「美学」 に向けて批評的な視点で捉え、一石を投じる構成となっております。

ぜひご高覧ください。

■アーティスト
フーマ・ババ
セイヤー・ゴメス
カンディダ・ヘーファー
桑田卓郎
ジョエル・メスラー
マリリン・ミンター
エルヴィン・ヴルム
カルロス・ロロン
松山智一

【開催概要】
展覧会名:ながくとも四十に足らぬほどにて死なんこそめやすかるべけれ(Die Young, Stay Pretty)
会期:2023年3月10日(金)- 2023年4月28日(金)
場所:KOTARO NUKAGA (六本木) 〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル2F
開館日:11:00 – 18:00 (火–土) ※日月祝休廊
お問い合わせ:info@kotaronukaga.com
URL:https://kotaronukaga.com/

オープニングレセプション:
2023年3月10日(金) 16:00 – 18:00
※3月10日(金) は作家が16:00 – 18:00の間、在廊いたします。

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