日本人アーティスト16名による 展覧会「Under Current」 中国・上海、Powerlong Museum (宝龍美術館)にて開催

2022年11月09日

2022年11月11日(金)から 2023年1月29日(日)まで、中国・上海、Powerlong Museum (宝龍美術館)にて、日本人アーティスト16名による展覧会、
「Under Current」が開催されます。(URL: http://www.powerlongmuseum.com/exhibition_detail/80.html)

KOTARO NUKAGAからは、平子雄一、小林万里子、松川朋奈、森本啓太の4名のアーティストが出展します。アジア最大級のプライベート・ミュージアムといわれるPowerlong Museum (宝龍美術館)は、近年アジアのアートシーンの中心地として発展を遂げる上海において最も注目される美術館です。本展では、日本とアジアの懸け橋となり活躍する沓名美和氏をキュレーターに迎え、今後国際的にさらなる躍進が期待される16名の絵画や立体作品約100点を体系的に展示し、その豊かで多様な表現を上海から世界に向けて発信します。

■本展覧会コンセプト
展覧会タイトル「Under Current」は見えない流れを意味し、流行や時代のメインストリームのうねりの下にある、見えにくいけれど確かに存在するもうひとつの流れを示唆します。戦後日本の経済発展は80年代後半のバブル景気を頂点とし、その崩壊とともに現在まで長い低迷期が続いているといってよいでしょう。本展で紹介するのは、90年代以降、「失われた20年」といわれる日本経済の停滞期間に青春時代を過ごした、現在30代~40代のアーティストたちです。彼らは、世界的評価を受けた草間彌生・村上隆・奈良美智の次の世代のアーティストであり、世界のメインストリームと隔てられた日本アートシーンなかで新たな時代性を模索してきた人々といえます。本展は「Another Story」「Scream」「Division and Conversation」「Song of the City」という4つのセクションに分けて展示を構成し、これまで日本の現代美術史のなかで体系的に語られる機会のなかった彼女/彼らの作品と活動を一挙に取り上げる初の試みです。

華やかな時代の終焉を生きてきた彼らの表現はポリティカルな視座を離れ、社会のもっとも繊細なディティールである「個」のアイデンティティを突き詰めることで、国家や文化的背景といった社会の枠組みや、ジェンダーやジェネレーションの差を超えて、誰しもが共感しうる人間の存在意義や普遍性に問いかける作品を数多く生み出すに至りました。また、世界的な流れとしてある大量消費社会から持続可能な社会への転換という潮流を間近に見つめてきたことで、自然への畏怖や生命に対する尊重、自然環境と人間社会が新たに紡いでいくべき関係性などに焦点を当てた未来志向の力強い作品も生まれています。彼女/彼らの作品に織り込まれたメッセージは、今まさに大きな発展を続けている中国の人々にとっても深い共感をもたらすものとなるでしょう。

■執行館長からのメッセージ
Powerlong Museum執行館長の王暁松氏は「中国に日本の新世代アーティストたちを終結させたことで、日本のアートの未来を理解する入り口となる展覧会を提供することができた」と本展開催に期待を寄せます。日本の現代アートシーンで今最も注目されるアーティストの代表作が一堂に会するこのまたとない機会に、多くの方にご来場いただけますようお願い申し上げます。

■参加アーティスト
猪瀬直哉、加賀温、工藤麻紀子、熊谷亜莉沙、小西紀行、小林万里子、鈴木雅明、多田圭佑、長井朋子、名もなき実昌、平子雄一、松川朋奈、丸山太郎、森本啓太、安井鷹之介、山本雄基

■キュレーター
沓名美和

■協賛
在上海日本国総領事館
上海市対外文化交流協会
文化庁

■後援
KOTARO NUKAGA
Hwa’s Gallery

■協力 (五十音順)
ANOMALY
ギャラリー小柳
小山登美夫ギャラリー
MAHO KUBOTA GALLERY
ミヅマアートギャラリー

【開催概要】
「Under Current」
会期: 2022年11月11日(金)- 2023年1月29日(日)
会場:Powerlong Museum Hall 4&5
住所:中国上海市閔行区漕宝路3055号
休館日:月曜日