岡山市出身の現代美術作家・平子雄一が、新市民会館「岡山芸術創造劇場ハレノワ」の常設アートを制作

2023年06月06日

岡山市出身の現代美術作家・平子雄一は、ベネッセアートサイト直島アーティストディレクターや金沢21世紀美術館館長、東京藝術大学大学美術館館長を歴任した秋元雄史氏が作品選定を監修する新市民会館「岡山芸術創造劇場ハレノワ」の常設アートを制作しました。3メートルを超えるキャンバスの大作と93点のパーツからなる長さ約15メートルのレリーフ作品は壁面に設置され、岡山市の新たな文化芸術の創造の拠点となる本施設にて一般に向けて公開されます。「岡山芸術創造劇場ハレノワ」は、202364日に竣工式を迎え、202391日にグランドオープンします。(公式サイト: https://okayama-pat.jp/

また、平子雄一は、2023年6月4日に行われたプレオープンを記念した式典にて、岡山市より感謝状を受領しました。

■絵画作品「Lost in Thought / Okayama」・・・

この作品において私は、幼少の頃の記憶を辿るところから始めました。私が多くの時間慣れ親しんだ自然とは、自宅のそばにあった草むらであり、雑木林であり、田畑でした。それを自然と呼ぶことが正しいのかわかりませんが「自然の断片」と呼ぶことは出来るでしょう。そこで遊び、学んだ事は今の私のテーマに大きな影響を与えていると思います。

今回制作した絵画は、大きく分けて2つの要素から成り立っています。中央のテーブルの上には私たちの文化、進化、人間らしさを表すもの、そして岡山特有のアイテムを配置しました。そしてその両側と背景は前述した草むらであり、雑木林です。この2つは隣り合っていながらも明らかにお互い異質なものです。手入れされない植物があるからこそ、選ばれた植物を認識することが出来ます。植物に優劣を付けることは出来ませんが、私たちの現状や次への行動を考えるきっかけになるかも知れません。

■レリーフ作品「Leaf Shape / Music, Nature, Landscape」・・・

このレリーフ状の作品は、作中に登場するアイテムの意味を1つ1つ強調するために始めたシリーズです。作中には岡山の名所や特産物のうち自然との関係を彷彿させるイメージと、日常的なもの、楽器などを登場させています。日々の生活をおくっていると忘れがちですが、私たちの近くには自然が存在しその成り立ちや現状には意味があります。また、音楽を楽しむ事はとても人間らしい行為だと言えます。人間らしさ(人工)と自然は相容れない要素の様ですが、私たちが自然をどう捉えるかによってその関係は、現状成立しています。私たちの今の姿、そして未来を少し考えさせられる作品を制作しようと思います。

「岡山芸術創造劇場ハレノワ」常設アート
2023年9月1日に岡山の新たな文化芸術発信拠点として開館する、岡山芸術創造劇場(愛称)「ハレノワ」に設置するアート作品は、劇場の「晴れ」の時間を演出します。
住所: 〒700-0822 岡山県岡山市北区表町3丁目11番50号
公式サイト: https://okayama-pat.jp/